動物たちの鼓動と渓谷の癒やし。
旭川・層雲峡・上川を巡る感動旅
旭川・層雲峡・上川を巡る感動旅
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概要紹介
北海道の屋根・大雪山連峰の麓に広がる旭川・層雲峡・上川エリアは、都市の賑わいと圧倒的な大自然が隣り合わせに存在する、道北観光の拠点です。旭川の代名詞といえば、動物たちのありのままの姿を見られる「旭山動物園」。そして、日本を代表する家具の5大産地の一つに数えられ、豊かな森と共に歩んできた「旭川家具」や、独自の進化を遂げた食文化など、この土地が育んだ文化的な魅力も尽きません。
石狩川を遡り上川町へ入れば、風景は一変します。大雪山国立公園の玄関口である層雲峡は、断崖絶壁が約24kmにわたって続く渓谷美の景勝地。四季折々の表情を見せる「大雪 森のガーデン」や、峡谷の絶景が魅力の「層雲峡温泉」は、訪れる人の心身を深く癒やします。さらに、上川駅前は古い建物をリノベーションし、洗練されたデザインとローカルな熱量が融合するエリアへと変化し、新しい旅の目的地として注目を集めています。
都市の熱気と、神々が遊ぶ庭の静寂。今回の旅は、このコントラスト鮮やかなエリアを、公共交通機関「道北バス」などを利用して巡る2泊3日のモデルコースです。移動の車窓から見える景色も含め、北の大地の鼓動を感じる感動の旅へご案内します。
石狩川を遡り上川町へ入れば、風景は一変します。大雪山国立公園の玄関口である層雲峡は、断崖絶壁が約24kmにわたって続く渓谷美の景勝地。四季折々の表情を見せる「大雪 森のガーデン」や、峡谷の絶景が魅力の「層雲峡温泉」は、訪れる人の心身を深く癒やします。さらに、上川駅前は古い建物をリノベーションし、洗練されたデザインとローカルな熱量が融合するエリアへと変化し、新しい旅の目的地として注目を集めています。
都市の熱気と、神々が遊ぶ庭の静寂。今回の旅は、このコントラスト鮮やかなエリアを、公共交通機関「道北バス」などを利用して巡る2泊3日のモデルコースです。移動の車窓から見える景色も含め、北の大地の鼓動を感じる感動の旅へご案内します。
02
【1日目】 旭川空港IN 富良野市泊
1.旭川駅・あさひかわ北彩都ガーデン
旭川空港からバスで約40分。旅のスタートは「旭川駅」から。2011年にリニューアルされた駅舎は著名な建築家・内藤廣氏が手掛けたもの。「川のある駅」をコンセプトに設計されたこの場所は、単なる交通の通過点ではありません。 壁、天井、手すりに至るまで、北海道産のタモ材がふんだんに使われています。その数、なんと数千本。まるで巨大な森の中に迷い込んだかのような、清々しい木の香りが漂っています。改札を出た瞬間に漂う木の香りと、壁や手すりの温かな感触に、旅の緊張がほぐれていくことでしょう。
駅の南口を出ると、目の前には忠別川と大雪山連峰を望む「あさひかわ北彩都ガーデン」が広がります。駅の建物から一歩出ただけで、これほどの大自然と対峙できる都市は、日本中を探してもそうそうありません。 川沿いに整備された「あさひかわ北彩都ガーデン」は、四季折々の花々が咲き乱れる市民のオアシス。夏ならラベンダーやエキナセアが風に揺れ、冬なら一面の銀世界が広がります。 川のせせらぎを聞きながら、まずはここで15分ほど散策を。冷たく澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込み、体内の空気を北海道仕様に入れ替えましょう。
2.旭川駅周辺ランチ
北国の空気でお腹が空いてきたら、旭川グルメの王道を堪能しましょう。 旭川駅周辺で歴史と味を楽しめる名店をご紹介します。
①らぅめん青葉 本店
昭和22年創業の老舗。豚骨・鶏ガラの動物系スープと、煮干し・昆布の魚介系スープを合わせた「ダブルスープ」は旭川ラーメンの原点とも言える味。表面を覆うラードが熱さを閉じ込め、最後の一滴まで美味しくいただけます。
②ピジョン館(ジュンドッグ)
手軽に済ませたいなら、旭川っ子のソウルフード「ジュンドッグ」がおすすめ。棒状のおにぎりの中にエビフライやチキンカツが入っており、片手で食べられるのでテイクアウトしてガーデンで食べるのも一興です。
③珈琲亭 ちろる
食後は、三浦綾子の小説『氷点』にも登場した昭和14年創業の喫茶店へ。レンガ造りの外観とクラシックな店内で味わう深煎りコーヒーは、旅の始まりを豊かに彩ります。
3.旭山動物園
旭川駅からバス(旭川電気軌道:旭山動物園バス)で40分、日本一と称賛される「旭山動物園」は、動物の姿形を見せる「形態展示」ではなく、動物が本来持っている能力や行動を引き出して見せる「行動展示」を確立したことで有名になりました。ただ見るだけでなく「生命の躍動」を感じられる大人気のスポットです。
①あざらし館 円柱水槽
館内中央に設置された、直径1.5メートルの円柱水槽「マリンウェイ」。じっと見つめていると、突然、白い影が視界を横切ります。 ゴマフアザラシです。 彼らは好奇心の塊。水槽の中を上下に行き来しながら、時折ピタッと止まり、ガラス越しにこちらの顔を覗き込んできます。水中を飛ぶように泳ぐ彼らの姿は、陸上で寝そべっている姿からは想像もつかないほど優雅で、ダイナミックです。
②ほっきょくぐま館
「シールズアイ(アザラシの目)」と呼ばれるカプセルから、ホッキョクグマの生活圏をのぞき見ることができます。 もし運良く飼育スタッフが動物にエサを与えながら、特徴ある行動について解説を行う「もぐもぐタイム」に遭遇できれば、衝撃的な光景を目にすることになるでしょう。巨大なホッキョクグマが、水中の餌を目掛けて巨体を躍らせ、水しぶきを上げてダイブするのです。 目の前で繰り広げられる、白い巨獣の圧倒的なパワー。ガラス一枚隔てただけの距離で感じるその迫力は、唯一無二の体験です。
③ぺんぎん館
360度見渡せる水中トンネルに入ると、頭上をペンギンたちが猛スピードで泳ぎ去っていきます。その姿は、まるで青空を飛ぶ鳥のよう。ペンギンたちが飛ぶように泳ぎ回る姿が見ることができ、よちよち歩きからは想像できない俊敏さに驚かされます。
園内を歩いていると、手書きの解説看板があちこちにあることに気づきます。これは飼育員さんたちの手作り。動物たちの生態だけでなく、「最近○○ちゃん(動物の名前)はこんなことがありました」といった日常のエピソードや、環境問題へのメッセージも書かれています。 ただ可愛いだけではない。彼らが生きる野生の厳しさや、生命の尊さまで伝えてくれる。それが旭川動物園の深みなのです。
坂道の多い園内を歩き回り、程よい疲れを感じたら、園内のカフェでひと休み。「谷口農場」のトマトジュースや、地元の牛乳を使ったソフトクリームで喉を潤しましょう。
旭山動物園は人気スポットなため、バスが混雑することも。ゆったり移動をしたい方は往復タクシーがおすすめです。
坂道の多い園内を歩き回り、程よい疲れを感じたら、園内のカフェでひと休み。「谷口農場」のトマトジュースや、地元の牛乳を使ったソフトクリームで喉を潤しましょう。
旭山動物園は人気スポットなため、バスが混雑することも。ゆったり移動をしたい方は往復タクシーがおすすめです。
※注意事項
山の斜面に動物園があるため、上り坂が多いので歩きやすいスニーカーを選び、こまめな水分補給、炎天下対策の日傘があると安心です。夏期でも17時過ぎには動物たちが寝室に戻り始め、見られなくなる展示があるので注意が必要です。
園内でのフラッシュ撮影、ライブ配信(収益化の有無を問わず)は原則禁止です。
夏期:4月29日 〜 10月15日 9:30 〜 17:15 最終入園16:00
夏期:10月16日 〜 11月3日 9:30 〜 16:30 最終入園16:00
冬期:11月11日 〜 4月7日 10:30 〜 15:30 最終入園15:00
冬期:1月2日〜4月7日 10:30 〜 15:30 最終入園15:00
(休園期間)4月8日 〜 4月28日 11月4日 〜 11月10日
山の斜面に動物園があるため、上り坂が多いので歩きやすいスニーカーを選び、こまめな水分補給、炎天下対策の日傘があると安心です。夏期でも17時過ぎには動物たちが寝室に戻り始め、見られなくなる展示があるので注意が必要です。
園内でのフラッシュ撮影、ライブ配信(収益化の有無を問わず)は原則禁止です。
夏期:4月29日 〜 10月15日 9:30 〜 17:15 最終入園16:00
夏期:10月16日 〜 11月3日 9:30 〜 16:30 最終入園16:00
冬期:11月11日 〜 4月7日 10:30 〜 15:30 最終入園15:00
冬期:1月2日〜4月7日 10:30 〜 15:30 最終入園15:00
(休園期間)4月8日 〜 4月28日 11月4日 〜 11月10日
4.旭川「3・6街」の夜
夜は、札幌の歓楽街すすきのに次ぐ、きた北海道最大の歓楽街「3・6街(サンロク街)」へ。約1,000軒の飲食店がひしめくこの街で、旭川の夜を堪能しましょう。
①焼鳥専門 ぎんねこ
昭和の風情が残る小路「ふらりーと」にある名店。若鶏の半身を炭火で焼いた旭川名物「新子焼き」は、外はパリパリ、中はジューシー。 創業以来継ぎ足されてきたタレは、見た目の濃さに反して甘すぎず、辛すぎず、鶏肉の旨味を最大限に引き立てます。旭川の地酒「男山」や「高砂」の冷酒を合わせれば、至福のペアリングを味わえます。
②成吉思汗 大黒屋
生ラム肉の厚切りを炭火で焼き、特製のタレでいただく。驚くほど柔らかく、羊特有の臭みは皆無。野菜もたっぷり食べられるので、ヘルシー志向の方にもおすすめです。
③馬場ホルモン
看板も暖簾もない、知る人ぞ知る旭川ホルモンの聖地です。メニューは「塩ホルモン」のみという潔さ。新鮮な豚のガツやサガリなど様々な部位がミックスされ、噛むほどに旨味があふれます。昭和レトロな店内で、ディープな旭川の夜を堪能できる一軒です。
④独酌三四郎
人気ドラマ「孤独のグルメ」にも登場した、日本酒好き憧れの名酒場です。創業昭和21年、使い込まれたカウンターや囲炉裏が醸し出す静謐な雰囲気は、まさに酒場の美学そのもの。名物「新子焼き」は、タレ焼きが主流の旭川では珍しい「塩焼き」スタイルで、鶏肉本来の旨味をダイレクトに味わえます。女将特製の「旬の盆」を肴に、燗酒を楽しむ時間は格別です。
5.ホテル宿泊
旭川駅周辺はホテルの選択肢も豊富です。目的に合わせて選びましょう。
① ホテルウィングインターナショナル旭川駅前
駅の目の前という好立地。1階には「ヨシノリコーヒー」が入っており、朝から香り高いコーヒーを楽しめます。
② プレミアホテル-CABIN-旭川
駅近で天然温泉を楽しみたいならここ。大浴場とサウナが充実しており、旅の疲れをしっかりと癒やせます。
③ OMO7旭川 by 星野リゾート
「旭川の街を楽しむ」がコンセプト。サウナ施設「サウナプラトー」や、ご近所ガイド「OMOレンジャー」による案内など、ホテルステイそのものがエンターテインメントになります。
④ホテルWBFグランデ旭川
旭川駅のすぐ横にありながら、日帰り入浴施設「みなぴりかの湯」を併設した温泉特化型ホテルです。露天風呂、炭酸泉、岩盤浴など種類が豊富で、ホテルにいながら温泉旅館のような体験が可能です。
⑤9Cホテル旭川(ナインシーホテル)
2018年オープンの比較的新しいホテルで、コンクリート打ちっぱなしのデザインなど、ミニマルで非常にモダンな空間。1階に宿泊者以外も利用できるお洒落なカフェ&バーがあります。
⑥天然温泉 神威の湯 ドーミーイン旭川
最上階の天然温泉や本格サウナ、無料の夜食ラーメン(夜鳴きそば)や、いくら盛り放題の北海道らしさ満載の豪華な朝食バイキングが楽しめます。
今日一日の思い出を振り返りながら、心地よい疲れと共にホテルへ。 2日目は、都会を離れて大自然の懐、層雲峡へと向かいます。そこには、今日の喧騒とは対照的な、悠久の時が作り出した「静寂」と「絶景」が待っています。
03
【2日目】天空の庭と渓谷の湯を巡る
1.層雲峡へ移動(柱状節理の絶景)
旭川駅から道北バス「層雲峡線」に乗り、上川・層雲峡方面へ。約2時間のバス旅ですが、後半の車窓は必見です。石狩川沿いに続く「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼ばれる巨大な岩の壁は、春夏の鮮やかな新緑、秋には渓谷を染める紅葉、冬は水墨画のような荘厳な雪景色と、四季折々に劇的な表情を見せる自然の芸術作品です。
2.大雪 森のガーデン
旭川駅から道北バス(上川・層雲峡線)で1時間25分、「上川森のテラスバスタッチ」下車、無料シャトルバスで15分、標高約650メートルの高原にある「大雪 森のガーデン」に到着。ひんやりとした森の気配と、咲き誇る花々の甘い香り。五感で味わう天然のアロマテラピーに、思わず深く深呼吸したくなるはずです。ここは、「北海道ガーデン街道」の一つに数えられる名所ですが、他のガーデンとは決定的に違う点があります。それは「圧倒的な天空感」。目の前には大雪山連峰の雄大な峰々がそびえ立ち、振り返れば広大な空。まるで雲の上にある花園を散歩しているような感覚に陥ります。
園内は「森の花園」と「森の迎賓館」の2つのエリアに分かれており、「森の花園」では、約900品種もの草花が季節ごとに咲き誇ります。春のカタクリ、初夏のエゾエンゴサク、夏のアリウム、秋の紅葉。人の手によって丁寧に植えられた花々と、元々そこにあった自生種が見事に調和し、庭であることを忘れさせるほど、ありのままの自然な風景が広がっています。 さらに奥へ進み、「森の迎賓館」エリアへ。 ここでは、森の中に設えられたリビングのような空間でくつろぐことができます。 鳥のさえずりをBGMに、ハンモックに揺られたり、森の中に置かれた木琴を叩いてみたり。 おすすめは、園内の一角にある「森のBar」体験(イベント時など)。森で採れたハーブを使ったウォーターを飲みながら、ただぼんやりと木漏れ日を眺める。 「何もしない」という贅沢が、忙しい日常で凝り固まった心をゆっくりと解きほぐしてくれます。
営業期間: 4月下旬から10月中旬。冬期休館。
営業時間: 9:00~17:00(最終入場 16:00)
定休日: 夏季営業期間中は無休。
ガーデン散策でお腹が空いたら、園内にあるヴィラ&レストラン「フラテッロ・ディ・ミクニ」へ。
園内は「森の花園」と「森の迎賓館」の2つのエリアに分かれており、「森の花園」では、約900品種もの草花が季節ごとに咲き誇ります。春のカタクリ、初夏のエゾエンゴサク、夏のアリウム、秋の紅葉。人の手によって丁寧に植えられた花々と、元々そこにあった自生種が見事に調和し、庭であることを忘れさせるほど、ありのままの自然な風景が広がっています。 さらに奥へ進み、「森の迎賓館」エリアへ。 ここでは、森の中に設えられたリビングのような空間でくつろぐことができます。 鳥のさえずりをBGMに、ハンモックに揺られたり、森の中に置かれた木琴を叩いてみたり。 おすすめは、園内の一角にある「森のBar」体験(イベント時など)。森で採れたハーブを使ったウォーターを飲みながら、ただぼんやりと木漏れ日を眺める。 「何もしない」という贅沢が、忙しい日常で凝り固まった心をゆっくりと解きほぐしてくれます。
営業期間: 4月下旬から10月中旬。冬期休館。
営業時間: 9:00~17:00(最終入場 16:00)
定休日: 夏季営業期間中は無休。
ガーデン散策でお腹が空いたら、園内にあるヴィラ&レストラン「フラテッロ・ディ・ミクニ」へ。
①フラテッロ・ディ・ミクニ
北海道出身のフレンチの巨匠・三國清三シェフと、北海道イタリアンの第一人者・堀川秀樹シェフがタッグを組んだ、まさに夢のレストランです。上川町特産の渓谷味豚(けいこくみとん)やニジマス、近隣農家から届く朝採れのアスパラガスやトマト。 「ここでしか食べられない」食材たちが、シェフの魔法によって芸術的な一皿へと昇華されます。
3.黒岳ロープウェイ
無料シャトルバスで15分、「上川森のテラスバスタッチ」で道北バス上川・層雲峡線に乗り換えて30分「層雲峡」下車、いよいよ今夜の宿泊地、層雲峡温泉へ。 チェックインの前に、ぜひ訪れてほしいのが「黒岳(くろだけ)ロープウェイ」です。層雲峡温泉街からロープウェイに乗り込み、標高1,300メートルの5合目へ。所要時間は約7分。 ゴンドラが高度を上げるにつれ、眼下には層雲峡の深い谷底が、目の前には黒岳の荒々しい岩肌が迫ってきます。 5合目駅の屋上にある「黒岳カムイの森テラス」は、絶好のビュースポット。 ベンチに座って深呼吸すれば、大雪山の主峰・旭岳をはじめとする山々の連なりが一望できます。もし体力と時間に余裕があれば、さらにリフトに乗り継いで7合目へ。 ここまで来ると、夏でも残雪が見られることがあり、高山植物の可憐な姿も。 運が良ければ、エゾシマリスやナキウサギといった、高山帯にしか生息しない「森のアイドル」たちに出会えるかもしれません。 彼らが岩陰からちょこんと顔を出す姿は愛らしく、旅の疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれます。山の環境は夏でも肌寒いことがあるので上着を忘れずに。
4.層雲峡温泉 宿泊
層雲峡温泉の魅力は、なんといってもそのロケーションです。 断崖絶壁に囲まれた温泉街は、大自然に抱かれているような佇まいです。 泉質は単純硫黄泉で、湯冷めしにくく、肌がすべすべになると評判です。
① ホテル大雪
高台に位置し、3つの大浴場と2つの露天風呂を巡る「湯巡り」が楽しめます。特に最上階にある展望露天風呂「大雪乃湯」からの眺めは圧巻です。峡谷を見下ろしながらの湯浴みは、まるで空に浮いているような開放感。夜には満天の星空が頭上に広がります。
② 層雲峡 朝陽亭
層雲峡のシンボル「朝陽山」を望む宿。天空露天風呂や、囲炉裏を囲む食事など、非日常感を演出するおもてなしが魅力です。
③ 層雲峡観光ホテル
峡谷の底、石狩川のすぐそばに位置する露天風呂「宇旅璃(うたり)」は、地域最大級の広さ。専用の湯浴み着を着て入る混浴スタイルなので、パートナーや家族と一緒に、川のせせらぎを聞きながらゆっくりと温泉を楽しめます。
04
【3日目】進化する上川と神話の地、そして帰路へ
3日目は、新しい旅の形を提案するスポットとして独自の盛り上がりを見せているエリアの一つ、上川町駅前の「リノベーション文化」に触れ、最後にアイヌ伝説が残る神秘の地で旅を締めくくります。 「懐かしいのに、新しい」。そんな不思議な感覚に出会う1日です。
1.上川駅前散策
道北バス上川・層雲峡線で層雲峡から上川駅へ戻ります。近年、リノベーションによって新しいスポットが続々と誕生しているエリアで、若い世代や移住者たちによって鮮やかな変化を遂げています。
①ANSHINDO(アンシンドウ)
元薬局を改装したカフェラウンジ・宿・ワークスペースの複合施設であり、上川町のエリアリノベーションの象徴的スポットです。オリジナルの「まち歩きMAP」を片手に、スタッフが教えてくれるのは、ガイドブックには載っていないディープな地元情報ばかり。隠れた名店や、地元民が愛する風景など、リアルな上川の日常に触れるヒントが詰まっています。クリエイターの作品展示やイベントに出会えることも。ただの観光では終わらせない、深いローカル体験がここから始まります。
②上川大雪酒造 緑丘蔵
「飲まさる酒(ついつい飲んでしまう酒)」をコンセプトに、北海道産の酒米と大雪山の天然水だけで醸される純米酒は、華やかな香りとキレの良さが特徴です。白い壁に黒い屋根、モダンなデザインの蔵は、青い空に映えてとてもフォトジェニック。 併設のギフトショップでは、ここでしか買えない限定酒の試飲(有料)が楽しめます。 酒粕を使ったスイーツや、お洒落な酒器、Tシャツなどのグッズも充実。 自分へのお土産には、日本酒『神川』を一本。家に帰ってからも、ひと口飲めばこの旅の景色がふわりと蘇ります。
③kinubari coffee
古民家を改装したロースタリーカフェ。自家焙煎のコーヒー豆は、深煎りから浅煎りまで種類豊富。パッケージに描かれたイラストが可愛らしく、友人への配り土産にもぴったりです。ランチやスイーツ、ディナータイムはパスタやピッツァ、ナチュラルワインなども楽しめます。
2.上川ラーメンランチ
1989年に、町おこしの一環として「上川町ラーメン日本一の会」が創設され、大雪山の湧き水を使って麺やスープを作っていることから「ラーメン日本一」と宣言している上川町。名水仕込みのスープと麺は、シンプルながらも奥深い味わいと評判です。町内に点在する名店はどこもレベルが高く、ランチにはこの土地の恵みが凝縮された至高の一杯はいかがでしょうか。
①あさひ食堂
地元民が愛してやまない「幻の塩ラーメン」。豚骨ベースなのに透明度の高いスープは、あっさりとしているのにコク深い一杯が味わえます。
②きよし食堂
創業から半世紀以上続く老舗。昔ながらの醤油ラーメンは、どこか懐かしい「おふくろの味」。セットのカツ丼も人気で、ボリューム満点です。
③二代目鉄人たかはし
惜しまれつつ閉店した名店「鉄人」の味を、移住者が継承し復活させたラーメン店。野菜たっぷりの味噌ラーメンは、ニンニクが効いたパンチのある味わい。旅のパワーチャージに最適です。
3.神居古潭(カムイコタン)
JR上川駅→旭川駅(約50分)、旭川駅より道北バス(留萌線)またはタクシーで約30分
再び旭川駅に戻り、帰りの飛行機までの時間を使って、最後にどうしても訪れてほしい場所へ。 旭川市内中心部から西へ少し離れた場所にある「神居古潭(カムイコタン)」です。
アイヌ語で「神の住む場所」を意味する神居古潭(カムイコタン)。石狩川が激流となって渦巻くこの渓谷は、かつて魔神が潜む難所と恐れられた伝説の地であり、旭川屈指の景勝地です。真っ白な「神居大橋」を渡ると、そこは明治時代の西洋風建築「旧神居古潭駅舎」と3両の蒸気機関車(SL)が佇む、静寂に包まれた廃線跡エリアです。おすすめは、川音をBGMに旧ホームやサイクリングロードを歩くこと。新緑や紅葉など四季折々の絶景と共に、かつての鉄道の賑わいとアイヌの伝説が交差する、深くノスタルジックな旅情に浸ってみてください。
アイヌ語で「神の住む場所」を意味する神居古潭(カムイコタン)。石狩川が激流となって渦巻くこの渓谷は、かつて魔神が潜む難所と恐れられた伝説の地であり、旭川屈指の景勝地です。真っ白な「神居大橋」を渡ると、そこは明治時代の西洋風建築「旧神居古潭駅舎」と3両の蒸気機関車(SL)が佇む、静寂に包まれた廃線跡エリアです。おすすめは、川音をBGMに旧ホームやサイクリングロードを歩くこと。新緑や紅葉など四季折々の絶景と共に、かつての鉄道の賑わいとアイヌの伝説が交差する、深くノスタルジックな旅情に浸ってみてください。
4.旭川空港
旭川駅へ戻り、バスで旭川空港へ。空港内のショップで旭川銘菓「き花」や「蔵生」などのお土産を買い足し、旅の余韻に浸りながら帰路へつきます。
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まとめ
動物たちの生命力、大地のエネルギー、そしてそこに暮らす人々の温かさに触れた3日間。旭川・層雲峡・上川の旅は、都市の利便性と大自然の驚異がコンパクトにまとまった、心のリセットに最適なルートです。次の週末は、北の大地へ「感動」を探しに出かけてみませんか?
ライター情報
原田啓介(はらだけいすけ)
北海道遠別町出身。札幌市にて営業職として5年間勤務。その後地域おこし協力隊として遠別町にUターンし、NPO法人えんおこを設立。まちづくり事業に関わりながら道内各地の写真撮影、ライティング、デザイン、イラストなどの制作を請け負っている。
北海道遠別町出身。札幌市にて営業職として5年間勤務。その後地域おこし協力隊として遠別町にUターンし、NPO法人えんおこを設立。まちづくり事業に関わりながら道内各地の写真撮影、ライティング、デザイン、イラストなどの制作を請け負っている。