釧路湿原で大自然を堪能!
カヌーや展望台など楽しみ方を紹介!
カヌーや展望台など楽しみ方を紹介!
公開日:2024.09.01
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釧路湿原の基本情報
北海道東部を代表する港町「釧路」の市街地から車で約40分ほどの場所にあるのが、広大な自然が広がる釧路湿原。総面積は28,788haあり、日本最大の湿原として有名です。約3,000年前にできたこの湿原は戦前から自然保護区域として守られ、手付かずの自然がそのまま残っています。国の特別天然記念物のタンチョウをはじめとする絶滅危機に近い動植物が多数生育していることから、湿原の一部は日本初のラムサール条約に登録されている貴重な土地です。
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四季折々の見どころに触れる
自然豊かな釧路湿原は、四季折々でさまざまな見どころがあります。春は雪解けで水量が増えるため、カヌーで釧路川を満喫したりバードウォッチングや野生動物の観察もおすすめ。夏の平均気温は20度前後と涼しく、E-bikeでのサイクリングや遊歩道から見える緑を快適に楽しむことができます。秋には湿原内をのんびりと走る「くしろ湿原ノロッコ号」の車窓から、色鮮やかな紅葉を眺めることも。冬には「SL冬の湿原号」に乗って、この時期にしか見ることのできないタンチョウを観察できます。
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釧路湿原の楽しみ方
1.展望台で景色を楽しむ
湿原内には複数の展望台が設置されており、雄大な自然を満喫することができます。
釧路市湿原展望台
釧路湿原を見渡す高台にあり、釧路市街地から一番近くにあるこの展望台では雄大な釧路湿原を一望できます。480円で上がれる展望台は、フォトスポットにも最適。バリアフリーの木道も設置されています。
釧路市湿原展望台には公共交通でアクセス可能です。バスの乗車と展望台の入場ができるお得なセット券もあります。
釧路市湿原展望台には公共交通でアクセス可能です。バスの乗車と展望台の入場ができるお得なセット券もあります。
細岡展望台
雌阿寒岳や雄阿寒岳を背に、釧路湿原を見渡せる人気の展望台です。大自然に沈む夕日はため息が出るほどの絶景。自然の中を蛇行するように流れる釧路川も楽しめます。
サルボ展望台
釧路湿原最大の湖「塘路湖」や、小さな沼群までまるっと見渡せる展望台。釧網本線を走るトロッコ列車、「くしろ湿原ノロッコ号」の撮影スポットとしても人気です。
2.遊歩道を歩く
遊歩道では、釧路湿原をもっと近くに感じることができます。歩きやすい靴や服装などの事前準備もお忘れなく。場所によっては、熊よけの鈴を借りることもできます。
湿原展望台遊歩道の遊歩道
木道が続くこの遊歩道は、休憩ポイントが多いのが特徴です。釧路湿原の自然を間近で見ながら散策することができます。1周約2.5km、1時間ほどで散策できるので家族連れにもおすすめ。
温根内木道(おんねないもくどう)
温根内ビジターセンターを起点とする、起伏の少ない遊歩道です。四季折々の花々や、動物たちの息吹を間近に感じながらゆっくりと歩けます。1周約2km、のんびり歩いても1時間ほどで散策できます。
3.カヌーに乗る
実は国立公園でカヌーができる場所は、日本に数ヶ所しかありません。そのひとつがここ、釧路湿原。タンチョウやオオワシ、エゾシカなどの野生動物を間近で観察することができます。湿原ということもあり、早朝に足を運べば「朝霧」に出会えるチャンスも。釧路湿原では通年カヌーツアーを開催していて、ガイドの解説を聞きながら安全に大自然を楽しむことができます。
1.ファミリーカヌーとうろ(塘路湖〜細岡コース)
塘路駅から近く、くしろ湿原ノロッコ号に乗ってからカヌーを楽しめると人気。特注の大きな艇を貸し切りでき、誰にも気兼ねする必要がないことから初心者や子ども連れにおすすめです。地元を知り尽くしたベテランガイドが同行し、野鳥や動物の解説を聞きながら湿原ならではの自然を楽しむことができます。
2.Eastpower(Kushiro marsh course)
1、2名で貸し切ることができ、本格的なカナディアンカヌーで釧路川を約17km下るツアーが人気。ガイドが同行するため、カヌー初心者でも安心して乗ることができます。ガイドは北海道アウトドアガイド資格の認定を受けており、豊富な知識で釧路湿原の自然を解説してもらうことができます。
3.Grace field(カヌーツーリング+ジビエバーベキュープラン)
カヌーツアー後、釧路湿原国立公園内の美しい湖、達古武湖を一望できる達古武オートキャンプ場でジビエ(エゾシカ)やラム・ジンギスカンのバーベキューを楽しむことができます。釧路湿原でのガイド付きのカヌーツアーと、ジビエを愛する地元の調理師が用意した食材でのバーべキューを一度に体験できます。(4名以上~予約可能)
4.カヌープロ(釧路川往復ショートツアー)
「釧路川下りの元祖」といわれるベテランのツアーガイド会社です。約1時間で気軽に参加できるショートツアーが人気。大迫力の「ジャングルのトンネル」をくぐるコースがユニークなツアー。中型艇なら6名まで参加が可能で家族連れにおすすめです。
いずれも申し込みはネットで予約可能。悪天候時には急遽中止になることもあるので、ガイドの指示を受けるようにしましょう。
4.E-bikeに乗る
E-bikeでは、市街地から釧路湿原まで自転車でアクセスすることができます。釧路市街地から釧路市街地から湿原を横断するサイクリングロード「釧路阿寒自転車道(通称:湿原の夢ロード)」は全国からサイクリングファンが集まる釧路市昭和~釧路市阿寒町を結ぶ25.5kmの自転車道。
自然を間近に感じながら、まっすぐに続く道を自転車で走り抜けるのはなんとも言えぬ爽快感。自転車道の周辺には、釧路市湿原展望台や北斗遺跡、釧路動物園や道の駅阿寒丹頂の里など見どころがいっぱい。全長が比較的長いサイクリングロードのため、健脚な方におすすめのコースです。釧路では自転車のレンタルや乗り捨てが可能なレンタサイクルスポットが展開されています。
自然を間近に感じながら、まっすぐに続く道を自転車で走り抜けるのはなんとも言えぬ爽快感。自転車道の周辺には、釧路市湿原展望台や北斗遺跡、釧路動物園や道の駅阿寒丹頂の里など見どころがいっぱい。全長が比較的長いサイクリングロードのため、健脚な方におすすめのコースです。釧路では自転車のレンタルや乗り捨てが可能なレンタサイクルスポットが展開されています。
1.サイクルガレージパズ(レンタサイクル:E-Bike(ミニベロタイプ))
釧路駅から徒歩10分の市街地中心で自転車のレンタルが可能です。乗り捨てプランもあ るので行きは市街地から自転車で、帰りはバスでゆったり市街まで帰るなんてこともできちゃいます。釧路湿原までのロングコースが心配な方は、気軽に半日だけレンタルして市街地の周辺をのんびりサイクリングするのもおすすめです。
2.むらづくり鶴居(北海道鶴居村の大自然を電動アシストで楽々移動)
釧路湿原に隣接するまち・鶴居村まで足を延ばしてのサイクリングはいかがでしょうか。むらづくり鶴居のレンタサイクルは更衣室やコインロッカー、シャワールームも完備されており、安心。鶴居村には3つの温泉施設(鶴居ノーザンビレッジホテルTAITO、つるいむら湿原温泉ホテル、グリーンパークつるい)があり温泉に寄ってリラックスしたり、カフェ巡りもおすすめです。
3.「くしロコレンタサイクル(くしロコレンタサイクル:マウンテンバイク(E-bike))
貸出場所を5か所、返却場所を6カ所から選ぶことができ、乗り捨ても可能です。どの場所も人気のサイクリングロード「釧路阿寒自転車道(通称:湿原の夢ロード)」沿線にあり、行きも帰りもバスなど公共交通での移動が可能なので、湿原の夢ロードをお好きな区間で楽しむことができます。くしロコレンタサイクルのホームページではおすすめのモデルコースをご紹介しています。
5.ホーストレッキング
釧路湿原に隣接するまち・鶴居村にある「鶴居どさんこ牧場」では、北海道開拓で欠かせなかった「道産馬(どさんこ)」に乗って釧路湿原を散策できます。1日かけて絶景の展望スポットに向かうコースや、大自然の草原風景を楽しむライトなコースも多数用意。友人同士でも、家族連れでも楽しむことができるアクティビティです。センターハウスにある軽食喫茶コーナーで休憩したり、事前予約を行えば用意されている居室で宿泊することもできます。各種事前予約はネットから可能。トレッキングは電話での予約なのでご注意を。
6.乗り物に乗る
4月下旬から10月上旬に釧路湿原をのんびりと走る「くしろ湿原ノロッコ号」は、車窓から雄大な釧路湿原を望むことができると大人気。釧路駅を発車すると釧路川を渡り、釧路湿原駅に停車。川の蛇行に沿ってゆっくり進み、細岡駅、終点塘路駅に向かいます。見どころスポットでは減速し、車内アナウンスでガイドが流れるのでゆったりと釧路湿原を間近で楽しむことができます。1月〜3月には「SL冬の湿原号」が期間限定で発車。白煙を吐きながら滑走するレトロな列車に乗車し、冬の釧路湿原を車窓から楽しめます。雪原にいるタンチョウやエゾシカの姿を見られるチャンスも。
7.サウナに入る
釧路湿原周辺で特別なサウナ体験を。釧路湿原の周辺ではユニークなサウナ施設で景色と「ととのい」を楽しむことができます。
1.THE GEEK(THE GEEK SAUNA【湿原風景を一望できるサウナ体験】)
2020年にオープンしたクラフトホステル「THE
GEEK」では、釧路湿原を一望しながら、くしろ湿原ノロッコ号やSL冬の湿原号などの列車が走る特別な景色を味わいながらサウナを楽しむことができます。釧路湿原エリアは夏は気温が30度を超える日が数日、冬はマイナス20度を下回る気候。これがサウナの聖地・フィンランドに近い気候であることから全国各地からファンが集まる隠れた穴場。摩周湖の伏流水を使った水風呂や、機関車を模した薪ストーブなどここでしか味わえない「ととのい」があります。塘路駅から徒歩1分と、アクセスがいいのも魅力。
2.マナミキャビン(マナミキャビン+バレルサウナ貸切利用)
マナミキャビンは北海道の鶴居村にある宿泊施設。日帰り利用で北欧風のおうち(キャビン)とバレルサウナを貸し切りすることができます。完全プライベート空間、木々に囲まれた場所で特別な時間を体験してみては。キャビンは最大8名、サウナは最大6名まで収容可能。キャビンにはキッチンが付いていますので食材を持参してみんなでお料理を楽しむことも。シャワーやバスルーム、タオルやシャンプー、石鹸も完備されています。
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アクセス
気になる釧路湿原へのアクセス方法はこちら。
※アクセス方法は一例です。
※アクセス方法は一例です。
釧路市内から
1.バス
釧路駅から発車する阿寒バス「鶴居線」に乗車、湿原展望台で下車
(約40分/片道690円)
(約40分/片道690円)
2.JR
釧路駅から発車する釧網本線に乗車、釧路湿原駅で下車
(約20分/片道440円)
(約20分/片道440円)
3.レンタカー
釧路市街地を出発、釧路湿原展望台で停車
(約20分/レンタカー会社による)
(約20分/レンタカー会社による)
たんちょう釧路空港
1.バス
阿寒バス「阿寒線」/釧路駅空港連絡バスに乗車
「鳥取分岐」で下車、道路向かいの歩道へ渡り阿寒バス「鶴居線」に乗り換え
(約1時間/片道1,070円)
「鳥取分岐」で下車、道路向かいの歩道へ渡り阿寒バス「鶴居線」に乗り換え
(約1時間/片道1,070円)
2.JR
アクセスがないため、バスをおすすめします。
タクシーの場合は釧路市湿原展望台まで
(約20分/片道約6,000円前後)
※料金は変動する場合があります、予めご確認ください
タクシーの場合は釧路市湿原展望台まで
(約20分/片道約6,000円前後)
※料金は変動する場合があります、予めご確認ください
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まとめ
広大な自然が広がる釧路湿原では、ここにしかない風景を楽しむことができます。四季によって大自然の表情や、遭遇できる動物が変わるため何度訪れても感動すること間違いなし。家族連れや友人同士で、体験するアクティビティを変えてみるのもおすすめです。四季折々の表情を見せてくれる釧路湿原、一度訪れればまた来たくなるはず。
あなたも唯一無二の大自然を感じてみては?
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ライター情報
奥村菜依加(なえか)
1994年生まれ、北海道北見市出身。道内金融機関に6年間勤務。その後北見市の映像プロダクション・株式会社北映Northern Filmsにチーフマネージャー・ライターとして在籍。2023年退職、コピーライター・取材ライターとして独立。屋号はProduce One。
1994年生まれ、北海道北見市出身。道内金融機関に6年間勤務。その後北見市の映像プロダクション・株式会社北映Northern Filmsにチーフマネージャー・ライターとして在籍。2023年退職、コピーライター・取材ライターとして独立。屋号はProduce One。